初めてストラスブールを訪れたのは、
ちょうど、クリスマスのilluminationがきらきらと輝き、
広場には空に届くようなクリスマスツリーと、
ヨーロッパ中の人々が集まってくるクリスマスの市が立つ頃、
美しく、厳かで、心豊かな時間を過ごしました。
ノートルダム大聖堂では、バロックの音楽が流れ、
イエス・キリストの生誕の飾付けと、
たくさんのろうそくの炎がゆらゆらとゆらめいていたことが
強く印象づけられました。
寒い中、チュロスと熱いワイン vin chaud で
あったまったことが思い出されます。
プティット・フランス界隈では、石畳をこつこつと歩きながら、
古い町並みを堪能します。そして、
お土産物屋を覗き、クレープを頬張ったり、
レストランでタルトフランべやシュークルートなどの
アルザス郷土料理に舌鼓を打ちます。
料理には、アルザスの白ワイン、発砲ワイン、ビールは
欠かすことができません。
移動のためトラムに乗ると、女性の声のアナウンスが流れ、
まるで歌っているかのように、耳に心地良く響きます。
その一方で、流行の最先端も忘れません。
ギャラリーラファイエットやプランタンもパリより
規模は小さいながら、しっかりとあります。
シャネル、エルメス、ディオールなどのブランド店も
揃っています。
また、先進国の中で出生率NO.1ということが
うなづけるように、子供服(bebe, garcon, fille)の
ブティックが数多くあり、これまた大人と同じように
流行を追っているので、必ず足を踏み入れることにしています。
夏ならば、イル川の遊覧船もお薦めです。
旧市街をイル川がぐるりと囲んでいるので、1時間位で
船から世界遺産を眺めることができるのです。
行くたびに新しい発見があり、行く季節によっていろいろな顔を見せ、
行く毎にどんどん好きになる街です。